■福々ニュース---ちょっと一息
※攻略結婚に失敗した「鼠の嫁入り」
周知のように、鼠は4・5千万年も前からこの地球の大地を駆けずり回り、その繁殖力は人間を遥かにしのぎ、世界中に60億匹も同志を抱えている。 中国では、鼠のことを「鼠(スウ)」「老鼠(ラオスウ)」「耗子(ハオズー)」という。鼠に纏わる諺や俗語はかなり多いが、良い意味に使われることは殆どない。しかし一方で、利口で臭覚鋭敏且つ敏捷性に富む鼠を、未来を占うことができる動物と信じ、鼠を神様とする伝説も様々ある。
例えば、夜中の12時前に鼠の鳴き声を聞けば『その鳴き声は銅貨を数えている声だ』として財産に恵まれるが、12時過ぎから夜明けまでに鼠の鳴き声を聞くと散財となり、『鼠様と財産を共有しているから誠によいが、鼠様が急に家から消えてしまうとその家が衰えてしまう』などと言われる。
また、鼠が本能的に物を噛る行為は『神様である鼠様を罵ったからだ』とされ、物を噛れば物価が上昇し、人の髪を噛れば幸運が訪れ、人の足を噛ればその人が死ぬ、更に鼠が高い所から落ちるのを見るともっとも不吉な事が起き、鼠を殺すと鼠年の人が酷い目に会う、などなど切りが無い。
中国のプーラン族に至っては、家に住みついた鼠は先祖の霊魂を宿していると言われ、トーテムとして崇拝されている。またイ族では毎年旧暦12月1日に、米などを油で揚げて鼠の穴に供え、鼠に感謝する祭りが行われている。 その昔、大旱魃に見舞われて一粒の穀物も採れず、人々が草や木の皮で飢えをしのいだ時期、何処からか鼠の神様が自ら蓄えていた栗、とうもろこし、稲等を人間に分け与えたという伝説に由来する祭りである。(↓つづく)